コーヒーの泡は何?実はおいしくなる秘訣だった!
コーヒーを美味しく入れるには、「泡が重要」だと聞いたことがありませんか?
そのとおりで、ハンドドリップで泡が出るコーヒー豆は新鮮でおいしくなります。
しかし、コーヒーの泡といっても、単に新鮮なだけではありません。
焙煎度合いによっても変わってくるので、おいしいコーヒーを飲みたいなら、コーヒーの泡の特徴をチェックしてみてください。
この記事を読むと
- なぜ泡が出るのかわかる
- 泡が出るコーヒーがわかる
美味しいコーヒーを選びたい人が知っておきたい、コーヒーの泡について紹介します。
コーヒーの泡は何?
いったい、コーヒーの泡は何なのでしょうか。
実は、美味しいコーヒーには泡が欠かせないものなのです。
新鮮なコーヒー豆はハンドドリップで泡が出る
焙煎したてのコーヒー豆を使って淹れると、泡がしっかり立ちます。
一方で、古くなったら泡が立たなくなるので、コーヒーの泡立ち具合で新鮮なコーヒー豆なのかがわかりますよ。
ハンドドリップの1回目で泡が立ちハンバーグ状に膨らむのがよい状態。
泡立ちが悪くなってきたら、焙煎2〜3か月を目途に高い温度のお湯で抽出すると、泡が出やすくなります。
お湯の温度が悪いと泡が立ちすぎるか泡立たない
ハンドドリップでコーヒーを淹れるときは、82度〜83度のお湯が最適です。
しかし、これよりお湯が高すぎても低すぎても、美味しいコーヒーが淹れられないので注意したいですね。
- お湯の温度が高い:大きな泡になる
- お湯がぬるい:泡立たない
ハンドドリップのお湯の温度が高すぎると、大きな泡が立ってしまいます。
美味しいコーヒーを淹れるならきめ細かい泡が必要なので、大きな泡になると抽出するときに空気が入ってしまい美味しくなりません。
一方で、お湯がぬるいと泡が立ちません。
本来ならきめ細かい泡が立つのですが、お湯の温度が低すぎると泡が出にくくなり、粉が膨らまなくなるので美味しいコーヒーにはならないのです。
焙煎の度合いによっても泡の出方が変わる
お湯温度の違いで泡が立つ方に近いがあると説明しましたが、コーヒー豆の焙煎度合いによっても最適なお湯の温度は違います。
- 74度以下:酸っぱくて飲めない
- 80〜82度:浅煎りや中煎りにおすすめ
- 82〜83度:ペーパードリップの基本の温度
- 83〜85度:浅煎りにおすすめ
- 90〜95度:鮮度が落ちた豆に
お湯の温度が低いと酸味が強くなるので、酸味を活かす浅煎り豆におすすめです。
一方で、お湯の温度を上げると苦みが強くなるので、基本の温度より高くするときは酸味のある浅煎り豆に苦みを加えたいときに適しています。
また、焙煎したてのコーヒー豆は泡が立ちやすいので、低めの温度でOK。
逆に鮮度が落ちた豆は、基本の温度よりやや上げると泡が立ちやすくなります。
エスプレッソの泡は香りを閉じ込める
コーヒーの泡といったら、エスプレッソが代表的ですね。
カップの表面にクレマという泡があって、コーヒーの香りを閉じ込める役割があります。
エスプレッソはコーヒーの味ではなく、抽出方法のこと。
約9気圧の圧力をかけて30CCくらいのコーヒーを抽出する方法です。
濃いめに仕上がるエスプレッソは、イタリアなどヨーロッパで人気ですね。
アメリカでは、スターバックスでもエスプレッソを使ったアレンジコーヒーが売られています。
エスプレッソの泡は、新鮮なコーヒー豆を使った証拠。
炭酸ガスが溶け出している状態で、美味しいエスプレッソには欠かせません。
泡を活かしたコーヒーの飲み方
コーヒーに泡が加わると、香りが閉じ込められてクリーミーな味が楽しめます。
ストレートコーヒーもいいのですが、リッチな気分を味わいたいときは、コーヒーに泡を加えてみてくださいね。
カプチーノ
カプチーノとは、エスプレッソに泡だてたミルクを注ぐ飲み物です。
エスプレッソマシーンなどで濃いめのコーヒーを少量カップに注いだら、コーヒーより多めの牛乳を泡立てて注ぎます。
牛乳を泡立てたものは、フォームドミルクというもの。
60度のミルクを泡立てると作れますよ。
フォームドミルクを家庭で簡単につくるなら、家庭用ミルクフォーマーがあると便利。
おすすめなのは、HARIOのミルクフォーマーです。
カプチーノとカフェラテの違い
よりミルク感を味わいたいときは、ミルクの量が多いカフェラテがおすすめ。
カプチーノはエスプレッソ1に対してミルクは4ですが、カフェラテはエスプレッソ1に対してミルクが7以上とミルクが多くなります。
カプチーノ・カフェラテ、どちらもフォードミルクを使ってくださいね。
また、ミルクを少なくしたいなら、エスプレッソ1に対しミルクが1のカフェマキアートがおすすめです。