朝コーヒーの3つの効果!メリット・デメリット
「朝起きたら一番にコーヒー」そんな生活を送っている人も多いのでは?
私も、朝起きたらまずやるのが、ドリップコーヒーを入れること。
朝の習慣になっているので何気なく取り入れていたのですが、朝コーヒーの効果とデメリットを改めて考察してみました。
「朝コーヒーは大丈夫?」と疑問に感じたら、記事を読み進めてみてくださいね。
朝コーヒーの3つの効果
もともとコーヒーは、「眠くならない飲み物」として重宝されていました。
コーヒーには、3つの成分による効果が期待できます。
カフェインの効果
コーヒーの成分の代表的なものといったら、「カフェイン」ですね。
カフェインは眠気を覚ます成分としても知られています。
また、代謝アップによる脂肪燃焼効果、炎症を抑える効果も期待できる成分です。
「カフェイン」と聞くと「飲み過ぎたら体に悪影響を与えそう」という印象があるかもしれませんが、適度に摂取すればその心配はありませんよ。
ポリフェノールの効果
コーヒーには、ポリフェノールの一種「クロロゲン酸」が含まれています。
もしかしたら、ポリフェノールを摂取するため、ハイカカオチョコレートやワインを飲む人もいるかもしれませんね。
また、ブルーベリーでポリフェノールを積極的に摂取する人もいると思います。
実は、食品のなかで最大のポリフェノール量なのは、コーヒーなのです。
ブルーベリーでアントシアニン1g摂取するには100gも食べないとなりませんが、コーヒーなら1杯飲むだけで同量のポリフェノールが摂取できますよ。
トリゴネリンの効果
続いて、コーヒーの効果に影響与える成分「トリゴネリン」。
あまり聞き慣れない成分かもしれませんね。
コーヒーの生豆には、トリゴネリンという成分が含まれています。
焙煎でコーヒー豆を加熱すると、ニコチン酸とNMPという成分になるのです。
どちらの成分も加熱するほど増えるので、コーヒーの効果を高めるなら深煎りがおすすめ。
朝コーヒーのメリット・デメリット
朝コーヒーを飲むと眠気冷ましになりますが、飲み方には注意が必要です。
メリットとデメリットの両方を確認して、効果が得られるようにしたいですね。
デメリット
脱水になる恐れがある
就寝中にも意外と汗をかいているもので、朝起きたときは脱水になっています。
そこでコーヒーを飲むと、コーヒーによる利尿作用により脱水になる恐れがあるので注意してくださいね。
朝起きたら、まずはコップ1杯の水を飲むのが正解。
失われた水分を補うため、まずは水を飲むようにしましょう。
体の水分が失われた状態で、さらにコーヒーで脱水が進むのはよくありません。
せっかくコーヒーのカフェイン・ポリフェノール・ニコチン酸とNMPで効果が得られても、脱水で血液がドロドロになれば意味がなくなります。
コーヒー中毒になる恐れ
朝は自然と目が覚めるためのホルモン分泌がおこります。
「コルチゾール」というホルモンで覚醒を促すのですが、コーヒーに含まれるカフェインの作用に頼りすぎると、ホルモン分泌に影響を与える恐れがあるので注意したいですね。
朝、どうしてもコーヒーを飲みたいなら、ノンカフェインタイプがおすすめ。
最近のコーヒーはカフェインレスでも通常のコーヒーとほとんど味が変わらないので、コーヒーを飲む欲求を満たすだけならノンカフェインで十分です。
胃に刺激を与える恐れ
朝起きたばかりで空腹時にコーヒーを飲むと、胃腸を刺激する恐れがあります。
たとえば、こんな経験をしたことがありませんか?
「朝濃いコーヒーを飲むと、お腹がスッキリとして便が出やすくなる。」
旅行などで生活のリズムが乱れたときは、朝の便が出ないことがあります。
そんなときに、濃い目のコーヒーを1杯飲むと解消されることがありますよね。
朝のコーヒーは胃腸を刺激するのでよい効果が得られやすくなりますが、その一方で胃酸の分泌が促され刺激が強くなる恐れも。
胃が弱い人は、できるだけ空腹時のコーヒーは避けたいですね。
胃腸を刺激するため朝コーヒーを飲むなら、朝食後がおすすめ。
旅行中にお腹が張って苦しいときも、食後のコーヒーを楽しんでみてください。
メリット
朝の目覚めをすっきりさせる
朝にコーヒーを飲むのは、カフェインの覚醒効果を利用するためおすすめです。
しかし、デメリットの部分でも紹介したように、カフェインの作用に頼りすぎるのは考えたほうがいいかもしれません。
気分的なものであれば、朝はカフェインレスコーヒーを試してみましょう。
同じように目が覚める感じがするなら、カフェインの作用はあまり必要なかもしれません。
また、カフェインが作用するのには、時間がかかります。
コーヒーを飲んでから30分くらいの時差が生じてしまうので、時間差を考慮しておきましょう。
炎症を抑える効果
コーヒーに含まれる、カフェイン・クロロゲン酸は相乗効果が期待できます。
私たちの身体は、紫外線や活性酸素によって細胞が傷ついてしまうことがあるので、炎症を抑える働きとしてコーヒーがおすすめですよ。
活性酸素を中和する働きは、クロロゲン酸が得意としています。
カフェインは活性酸素により傷ついた炎症を修復するためにおススメの成分です。
また、生豆に含まれるトリゴネリンを加熱して発生するNMPも抗酸化としておすすめ。
最近は、コーヒーの成分をスキンケア製品に入れている製品も売られているようです。
飲むだけでなく、美容成分としてもコーヒーに注目してみたいですね。
食後の血糖値の上昇を抑える
コーヒーに含まれるポリフェノールは、食後の血糖値を下げる成分としておすすめ。
糖分の吸収を遅くしてくれるので、急激に血糖値が上がりにくくなります。
また、コーヒーに含まれるカフェイン・NMPは副交感神経を刺激する成分としても。
副交感神経が優位になると血管が拡張するので、血圧を下げる効果も期待できます。
朝食後にコーヒーを飲むのは、理にかなっているわけですね。
リラックス効果も期待できるので、食後にほっと一息したいときは、コーヒーで終わらせるようにしましょう。
ダイエット効果が期待できる
コーヒーは、クロロゲン酸とカフェインの2つの成分でダイエットにおすすめです。
それぞれ効果が違うので、食前や運動前など目的別にコーヒーを飲んでくださいね。
- 食前:クロロゲン酸
- 運動前:カフェイン
クロロゲン酸のポリフェノールの作用をダイエットに利用するなら、食前です。
コーヒーを食前に飲むことで、食事による糖の吸収を抑える働きが期待できます。
また、コーヒーを食前に飲むと、食欲を抑える働きとしてもおすすめ。
つい食べ過ぎてしまうときは、食前にコーヒーを飲んで食べる量を減らしてみてください。
運動による代謝アップ効果を期待するなら、運動前にコーヒーを飲みます。
30分くらい前にコーヒーを1杯飲んでおくと、運動効果が高まることが期待できておすすめですよ。